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LUNAママのぷれしゃす
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連れ連れなるままに大切な人や物、出来事について

by usa
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ヴァンパイア伝説~Mr.Lee!~161~
Mr.Leeは、J姫を眠らせないまま朝がやって来てしまった。
「J、ごめんよ。朝だね。僕は、どうも君を愛し過ぎてしまう。」
「ううん、Lee。私は、幸せ・・・この世界で最高に幸せな奥さんだわ。」
「そ、本当にそう思ってくれるの?」
「ええ、Lee。愛しているわ。」
「J・・・あぁ、もう、出社まで時間がないね。もっともっと愛したいのに・・・」
「もうっ、Leeたっら・・・」
「あはは・・・J。さぁ、仕度をして、ユリウスへ行かなくちゃ。」
「はい、急いで仕度しますから待っていてね。あなたと一緒にゆきたいの。」
「あぁ、もちろんさ。」
Mr.Leeは、名残惜しそうにJ姫の額に優しく口付けた。
J姫はクロークへ・・・




Mr.Leeは、ほんの少し、眉間に皺をよせて、あの男・・・
そう、イ・ミンチョルへと思いを巡らせて見る。
やはり、嫌な予感がする。
愛するJ姫を近づけたくはない存在だった。
だが、いつまでもJ姫を縛ってばかりはいられない事もよくわかってはいた。
そう、頭では十分理解しているのだが・・・
感情がままならなかった。
だが、進まなくては、これ以上、J姫に悲しい思いはさせたくはなかった。
愛するがゆえに苦しめるなんて、そんな事は男の僕がする事じゃない・・・
さぁ!僕は僕の場所へ!
J姫が、クロークから仕度を終えて出て来た姿は・・・
眩いほどの美しさで、その凛とした佇まいに見惚れるMr.Leeであった。
堅苦しい身にぴったりのスーツ姿が何て、似合う事だろう。
こんなキビキビした感じのJ姫は、Mr.Leeにとって、実に新鮮で・・・
この場でもう一度、自分のものにしたい欲望に駆られる程だった。
だが、もちろんそんな大人げない事など・・・
「Lee・・・どうかしら?可笑しくはない?」
「あぁ、凄く素敵だ。もう、社内中の男は、君の虜だな。」
「まぁ、Leeったら、何、言うの!そんなわけないでしょう!本当にからかわないで。」
「いや、からかってなどいないさ。本当に素敵だよ。実に有能そうなキャリア・レディーの出来上がりだな。」
「そんな・・・お仕事の事、まだ、何もわかっていないのよ。とても不安だわ。スヨナがいてくれるから心強いけれど、レイさんは、あなたの秘書だし、二人で何とか、切り抜けられるかしら?」
「あぁ、大丈夫、心配などいらないさ。君が優秀な事は、誰でもないこの僕が保障するさ。いいね、心配はいらない、だから、頑張っておいで。あぁ、お昼を一緒に食べよう、いいね。」
「ええ、嬉しいっ、あなたとお昼ご一緒出来るなんて、そんなこと普段の日じゃ在り得なかったもの。」
Mr.LeeとJ姫は、レイの運転する車でスヨナと共に、ユリウスへ。
あっという間にユリウスへ到着。
それぞれの場所へ向かう、その前に・・・
不安そうなJ姫を人目も憚らずにそっと別れ際に抱きしめるMr.Leeだった。
「あっ、Lee。こんな所で、恥ずかしい。」
Mr.Leeは、そんなことなど、意に介さず。
「さぁ、行っておいで。君の活躍期待しているよ。じゃあ、後で。」
そう言うと、Mr.Leeは、颯爽とスーツの裾を翻し、ユリウスのトップの顔で歩き出す。
J姫は、その凛々しい姿に暫し見とれてしまい、じっとMr.Leeの背中を見送るのだった。
そこへ、いきなり、ポンと姫の肩を慣れ慣れしく叩く男が・・・
スヨナに一気に緊張が走る。
「Jさん、おはよう!」
驚いて、J姫が振り返ると、そこには、あの笑顔でイ・ミンチョルが佇んでいた。
「あっ、イさん、おはようございます。早くていらっしゃるのですね。」
「そうですか?僕は、時間には厳しい方でね。さぁ、仕事です!よろしくっ!あっ、こちらの方は?」
「あっ、はい。スヨナと申うして、私のオンニ兼護衛ですわ。」
「ほぉ、そうですか。では、お仕事もご一緒にということですね。」
「はい、スヨナと申します。どうぞ、よろしくお願い致します。」
スヨナは、静かに頭を下げながら、せっかく落ち着き始めたLee様と姫様の間に嵐が吹き荒れそうな嫌な予感を覚えていた。
もう、これ以上は、揉め事は勘弁だった。
何が何でも、二人が幸せでいる事が願いなのだから・・・
身構えたスヨナをじっと見詰めるイ・ミンチョルの眼差しは、どこまでも魅力的ではあったのだが・・・
Mr.Leeの社長室は最上階のワンフロアーを全て占めていた。
そして、J姫の所属する企画室は、その一階下に当たる。
だから、フロアーが一階だけとは言え、異なるためにMr.Leeの目の届かない所で、J姫はその一日の大半を過ごす事になる。
Mr.Leeは、社長室の奥のプライベートに近い部屋で、すでにJ姫の事が気に掛かり、動物園の熊の様に部屋の中をグルグルし始める始末で・・・
レイが、「Lee様、今日のこれからのおおまかなご予定をお聞き下さい。
いいですか、ちゃんとお座りになって落ち着いて聞いて頂かないと、困ります。よろしいいですね、では・・・」
Mr.Leeの思考は、とんでもないレイの話を聞く所ではなく、心此処に在らず!
「Lee様っ!聞いて下さっていますかっ!」
「ん・・・何だ。レイ?」
「あぁ、全く、これじゃあ、仕事にはなりませんよ。」
「あぁ、すまない。もう一度頼む。」
「はい、Lee様。」
レイが読み上げる今日のスケジュールが頭の中で空回りしていた。
あぁ、これじゃあ。ほんと、仕事にはならないな・・・
Mr.Leeは、日頃は吸わないタバコに火を付けた。
思いっきり吸い込むと、久々だったためか、咳き込んでしまった。
やはり思考は何をしても今、この下の階にいるJ姫へと飛んで行ってしまう。
まずい、こんな事では、社長解任だな。
とにかく集中して一刻も早く片付けて、とっととJ姫をさらってランチだ!
Mr.Leeは、ようやく意識を仕事へ注ぎ、もくもくと片付け始めた。
いつしかいつも通りのユリウスのトップとしてのMe.Leeの顔になっていた。
気が付けばあと数分でランチタイムになる。
Mr.Leeは、レイを呼んで、J姫とスヨナ、この4人で近くのちょっと洒落たイタリアンレストランへとゆくつもりだった。
Mr.Leeとレイはエレベーターの一階下のボタンを押した。
高速エレベーターで、しかも一階分なのに長く感じているMr.Leeのしぐさがレイは可笑しくて思わず笑みが零れそうになるのを必死でかみ殺していた。
そんなレイのことにさえ気が付かずに、Mr.Leeは、扉が開くと同時に駆け出していた。
あぁ・・・全く、あれでユリウスの敏腕社長とは・・・
他では見せられない姿だ・・・
レイの心配を他所に、Me.Leeは、企画室にズカズカと入ってゆく。
他の社員達に一気に緊張が走る。
どうやら、この若社長が放つオーラは、厳しいものなのかもしれない。
まぁ、ある意味、緊張感は必要なものだと、レイは考えているので、何も思わずにMr.Leeの後に続いて、奥のミーティング室へと進んでゆく。
ドアをノックする。
「どうぞ。」
聞こえて来たのは、あいつの声だった。
ドア越しに聞こえたあいつの声は何だか、男の僕でも響いて来る様な心地のよいヴァリトンボイスで・・・
やはり嫌な予感は拭える所か、ますます増すのだった。

             To be continued.
by pink_alien98 | 2007-02-15 08:24 | プチ創作☆Mr.Lee | Comments(16)
Commented by リリー at 2007-02-15 09:47 x
LUNAママさん、皆さん、こんにちは♪

久し振りに、朝お邪魔したら私の大好きなLee&J姫のUP
それに1番にコメできるなんて、幸せです~

私はママさんが描く「ふたり」はすべて好きですが、この若い
ふたりは特にママさんの苦手分野の上達が顕著にみえて
好きです~~

誰憚る事無く仕事の前にJ姫を抱きしめるLee~また↓のように
体ごと揺れてるんでしょねぇ~なんて可愛いふたりでしょう~

J姫はぜったいLeeのものよって言いたいけど、相手がミンチョル
となると・・・あぁ、でも彼には最愛のヨンスがいますものね^^
次あたりでヨンスも登場でしょうか?でもそうなるとLeeもややこしくなって??かな・・^^

必要以上の社員の緊張・・・次回のお部屋の中が楽しみです~
Commented by cheerfully-red537 at 2007-02-15 10:21
LUNAママさん、おはようございます^^

久々のMr.LeeのUP、ありがとうね♪
仕事中にお邪魔してます(爆)

Mr.Leeったら、相変わらずJ姫のコトが心配で
落ち着かないのね^^;
しかし、ミンチョルもマイペースな感じだし...
何だかランチ、4人で行けない様な気が><

この後、どう展開するのか楽しみにして待ってるね♪
スヨナさんの嫌な予感が当たらないといいけど...
Commented at 2007-02-15 11:23 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ko at 2007-02-15 13:24 x
うさるなさん、ありがとうございます!!
久しぶりにMr.Leeにお会い(?)できて、幸せです。
今回は超ハッピーな二人で、よかった〜。
この先も楽しみにしております。
ありがとうございました。
Commented by pink_alien98 at 2007-02-15 14:12
>りりーさん、こんにちは。
ふふ・・・今回は珍しく朝にUPでした。
あはは・・・>苦手分野の上達が顕著にみえてとな・・・そっか・・・
うんうん、そうね。
最初の頃から考えれば進歩してるよねっ!(笑)。
ふふ・・・Mr.Leeとイ・ミンチョルの対決という事で・・・楽しんで頂けましたら・・・・
さて、どんどん動いてくれるといいのですが・・・?

Commented by pink_alien98 at 2007-02-15 16:29
>cheerfullyちゃん、こんにちは。
あらら・・・久々のお仕事場からの書き込み、さん
んきゅう!
お仕事してねん・・・ふふ・・・
う~ん、そ、4人でのランチは危ういと思ってるの!
さぁ、どうする?
Commented at 2007-02-15 17:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pink_alien98 at 2007-02-15 20:13
>2007-02-15 11:23 の非公開さんへ。
こんばんは。
全く、J姫のこととなると・・・
そんなLeeが好きなので・・・
遊んでおります。
さて、ミンチョル、どうする?
思いっきり遊んでしまおうかなと考え中でございます。
Commented by pink_alien98 at 2007-02-15 20:16
>koさん、こんばんは。
ふふ・・・お部屋の方でおねだりに・・・応えられたかしら?
まだまだ、ミンチョル活躍して貰おうかなと・・・あはは・・・
Commented by pink_alien98 at 2007-02-15 20:27
>2007-02-15 17:50の非公開さんへ。
こんばんは。
おぉ、お疲れ様でございました。
ほんと、風がね・・・凄かったですね。
ふふ・・・喜んで頂けて嬉しいわ。
さぁ、かなりジェラジェラして貰いましょうか・・・!?
あはは・・・ちょっとsな私かしら?
Commented at 2007-02-16 00:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2007-02-16 00:52 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pink_alien98 at 2007-02-16 06:53
>2007-02-16 00:08の非公開さんへ。
おはようございます。
あはは・・・困ちゃった?
さて、ヨンスですが・・・
う~ん?
Commented by pink_alien98 at 2007-02-16 06:54
>2007-02-16 00:52の非公開さんへ。
おはようございます。
そ、驚く顔ね・・・
うん、そんなシュチも・・・
さぁ、どうしましょうか?
ふふ・・・
Commented at 2007-02-16 12:30 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pink_alien98 at 2007-02-16 22:59
>2007-02-16 12:30 の非公開さんへ。
こんばんは。
日々、有難うございます。
そう、大変な毎日をお過ごしだったのですね。
でも、負けないで下さいね。
いつだって、ビョンホンシを思い出して、パワーを貰えるから。
Leeで少しでも楽しんで頂けたら、幸いでございます。
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