やばいっ!
どうするっ!
僕とした事が・・・寝過ごしたっ!
こんな失態・・・何年ぶりだろう。
そう、こんなに素敵な可愛い子を抱きしめて眠ったら・・・
気持ち良過ぎて・・・安眠!
さっきから、激しく鳴り続けている呼び鈴。
う~ん、まずいぞ・・・
きっと、ヒョンだ・・・
わぉ!
どうするよっ!
ユジュキを・・・
そう、とりあえず、起こさなくちゃ・・・
だが、彼は知らなかったのだ。
優月の寝起きの悪さをっ。
どんなに揺さぶっても起きやしない・・・
はぁ・・・
仕方ない、ベッドカバーで彼女を覆い、上半身裸のまま、ドアを開けにゆく。
彼が兄と呼ぶほど慕っているマネージャーが、ドアをすり抜け、どんどん奥へと!
「おいっ、わかってるだろう!」
「今朝の集合時間!」
「お前のためにどれだけのスタッフが待っていると思っているんだっ!」
「何故だ?時間に人一倍うるさいお前が・・・」
「体調が悪いのかっ?」
「わかってる、わかってるから・・・」
「ヒョン、そんな大きな声出さなくても・・・」
「とにかく、お前の体調が悪いからと一時間遅らせて貰ったから、すぐに用意して下りて来るんだ、いいなっ!」
もう、最悪の・・・
何て、タイミングだろう・・・
ムクっと、優月がベッドから起き上がって・・・
クシャクシャの髪に手を入れながら・・・
「う~ん、ここ何処?」
「ん?トイレ・・・トイレは何処?」
はぁ・・・
おしまいだ・・・
ヒョンの顔、まともに見れやしない・・・
絶大なる信頼と絆で結ばれているヒョンに・・・
これじゃ・・・
顔向け出来やしない・・・
ふぅ・・・
さぁ!どうする優月っ!
To be continued.