ジャンル:ドラマ
製作年:2011年
製作国:日本
配給:東宝
上映時間:139分
監督:星護
出演:草なぎ剛、竹内結子、 谷原章介、吉瀬美智子、 陰山泰
ドラマ「僕の生きる道」シリーズの映画化。
高校の同級生から始まった恋。
16年経った今も愛し合う二人に訪れようとする永遠の別れ・・・
SF作家の朔太郎(サク)と銀行に勤める妻・節子(せっちゃん)の物語。
突然倒れ緊急手術をした妻。
余命一年と宣告されるが、真実を妻に告げられないサク。
退院時に担当医から「笑うことで免疫力が上がることがあるそうです」と言われ・・・
愛するせっちゃんのために1日1篇の笑える小説を書き始めるサク。
誰のためでもない世界で唯一の読者のために・・・
毎日、毎日・・・
少し変わったところのある夢見がちな作家、サクの一番の読者であり理解者である節子。
自分がいなくなってしまったら、サクは・・・心配でたまらない節子。
しかし、そんな心配はおくびにも出さずに、どこまでも淡々と明るく病と闘い続ける。
日常生活を送りつつも、確実に病は節子の身体を、蝕んでゆく。
入退院を繰り返しつつも、毎日、サクの書く短編小説を楽しみにしながら・・・
明るい節子が、唯一、車いすを押す母に、涙が止まらなくなり吐露した思いは、
もう駄目みたい、まだまだいっぱい朔太郎と話したいことがあったのに・・・
もっともっと朔太郎の書く話が読みたかった・・・
ずっとずっと一緒にいたかった・・・
サクも日に日に弱ってゆく節子にそっとキスをして、小説を書いて来ると勢いよく病室を飛び出す。
涙が嗚咽が止まらない・・・
廊下で一人泣き崩れる朔太郎・・・
余命一年と宣告されてからも、新婚旅行の当日の朝に小説が浮かんだと取りやめてしまい行けていなかった新婚旅行へ旅立ったり・・・
二人は、互いを思い合いつつ深い絆で結ばれた時間を過ごしていたのだが・・・
別れは、やはり訪れた・・・
その日、葬儀の前に最終回を書き上げたサク。
☆これ・・・泣かそう、泣かそうって変にしてないんだよね。
淡々と日常を綴りながらも、それが実にリアルだから泣ける!
やっぱり、号泣無しにはゆきませんでした(爆)!
娘のリクで昨日のレイトショーへ、そこそこの広さでしたが、遅い時間のせいか鑑賞は17人。
娘に大泣きだったねっ!って・・・
これでもかなり我慢したのに・・・
えっ!凄かったけどって言われちゃった。
まぁね、ポケットティッシュ2パック使いましたが(苦笑)。
ママとその隣のおじさん二人が半端なかったよって。
そそ、カップルで来ていた年配のおじさんが号泣!
映画は悲しいばかりではなく、むしろ笑えるシーンももちろんあり。
竹内結子ちゃんが綺麗だった。
娘が大好きで・・・
突然訪れるどうしようもない不幸・・・
そんな時、人はどう向き合えばいいのだろう?
愛する者を失うと言うこと。
呼吸が停止して、機械が無情にも発するピーというあの音。
何度か聞いた経験があるから・・・
まだ、身体は暖かいのに・・・
ね・・・
思いっきり、思い出してしまいました。
もう、この目にすることも、この手で触れることも出来ない・・・
ただ、魂は、この胸の中で生き続ける!
いつまでも・・・
死ぬということ。
怖い・・・
けれど、受け入れなくてはいけないこと。
人は、生まれ、終わりの時へ向かって歩くもの。
その終わりは、いつ訪れるのか誰も知ることは出来ない。
だから・・・生きよう!
生きなくちゃ!
生かされている今のこの命を大切にせずして、何が出来ようか!
大切にしよう・・・
ねっ・・・