東野圭吾さんの作品です。
最近、本、読みたくても何だか、ちょっと・・・
活字から、遠ざかっていました。
で、ずっと前に買っていたのに・・・
読みたいと積み重ねてある一冊の中から・・・
知らない内に映画化までされてしまって・・・
この原作が一体映像化されるとどんな形になって現れるのだろう?
基本的に私は、東野さんの作品は、文章で読む事が好きです。
だけど、これは・・・
重たかったなぁ~。
映像になった方が、もしかしたら、涙で流せるかもしれないと・・・
あなたが彼ならどうしますか?
どうするのだろう・・・私だったら・・・
検討も付かない世界・・・
考えた事もないのが本当の所。
あなたは彼に何をしてあげられますか?
何を・・・
何もしてはあげられないかもしれない・・・
彼が思いもしない扱いを受ける原因を作った兄。
だが、そんな風にしてしまったのは、自分のためだったなんて・・・
兄弟がお互いに背負った重たい重たいもの。
私には、背負いきれそうもない・・・
強盗殺人で服役中の兄をもった弟・・・
何が言えるだろう・・・
どんな言葉をかけられるだろう・・・
わからない・・・
でも、やはり、人殺しの罪を許す事は出来ないだろう・・・
そして、何もしてはいない家族も罪を背負ったような人生を歩まなくてはならない理不尽さに、言える言葉は?
もし、そんな家族がいたら、真っ直ぐに向き合えるのだろうか?
・・・考えてしまった。