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LUNAママのぷれしゃす
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連れ連れなるままに大切な人や物、出来事について

by usa
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光に満ちて・・・5 (4)
木に登ちゃったみたいです!(苦笑)。
まだまだ、続きそうな気配で・・・
終わらなかったわ。
ジェラジェラまで行き着けないの・・・

では、いつものことではありますが、美日々のイメージを大切にされておられます方は、スルーをお願い致します。



病院の庭ではしゃぐクムをほんの少しだけ離れて、そう、すぐに手の届く所でヨンスは遊ばせていた。
あれから、あまり神経質になるとクムに良くないと考え、ずっと手を繋いだままというのは、自粛していた。
その姿をそっと暖かい眼差しで、離れた場所からミンチョルは見詰めていた。
ヨンスのクムを見詰めるその姿は実に慈愛に満ち溢れ、美しいばかりだった。
ミンチョルは、自分でも自嘲してしまうほど、胸がときめいているのを感じていた。
今すぐにでも駆け寄って思い切り抱きしめたかった。
どれほどの月日が経とうと、ヨンスは出逢った頃と変わらない・・・
守ってあげなくてはと思わせる華奢な姿とは裏腹に、どこまでも深い深い愛情で、僕を支えてくれる。
その愛らしさと凛とした気高さに・・・
どこまでも僕はヨンスに溺れてゆく。
いつも守られているのは自分の方かもしれないと・・・
彼女のいない世界など考えられはしない。
そして、彼女は僕だけのものだという独占欲がために、時々・・・
胸が軋むほど痛くなる時があるのだ。
誰の目にも触れさせたくはない思いに囚われ、彼女を自分の側に縛り付けてしまいそうで、怖かった。
彼女の中に潜むその才能を閉じ込めてしまうのではないかと・・・
子供達から手が離れたら、ヨンスにも何か、自分の好きなこと。
そう、絵を書くことを始めて貰いたいとは常々考えてはいる。
だが、本当にその時が来たら、僕はどうするだろう?
ちゃんとヨンスを僕の側から少しだけ離してあげられるのだろうか?
情けない話だが自信はなかった。
じっと見詰めている僕にクムが気が付いた。
「パパぁ~、来て来て!」
「あぁ。」
「あなた、そこにいらしたの?ごめんなさい、気が付かなかったわ。」
「いや、いいんだ。今、来た所だよ。」
「クム、何かいるのかい?」
池の中には、美しい鯉がたくさん泳いでいた。
「うん、とっても綺麗だよ。」
「そうか、じゃあ、今度は先生に聞いて、餌をあげてもいいと言われたら、持って来よう。いいね。」
「うん!」
「さぁ、クム。帰ろう、ヨンウォンとミンジお姉ちゃんが首を長くして待っているぞ。」
「うん、パパ。僕お姉ちゃまに約束した事があるんだけど・・・」
「ん、何だい?」
「お姉ちゃまとミンジお姉ちゃんに美味し~いケーキをお留守番のご褒美にパパに買ってもらうからねって。」
「はは・・・そうか、容易いことだな。そんなお願いなら。」
「さぁ、どこのケーキがいいのか、ママに聞いてみよう。」
「うん。」
手土産を抱え嬉しそうに歩くクムは、昨日の事がまるで夢のように思えるほど、快活でいつも通りのクムだった。
「ヨンス、ヒョンジュンが暫く通院して様子をみようと言う話だったよ。心配はいらないそうだ。もう少し、大きくなったらあの事件についてきちんと教えてやれば、もうトラウマではなくなる。」
「クムは僕たちの子だ。きっときっと大丈夫さ。心配しなくてもいい。君があまり心配すると返ってよくない。わかった?いいね。」
「ええ、あなた。気を付けるわ。今まで通りにクムには接するようにします。自然に。」
「あぁ、それがいい。」
「それから、暫くは、僕達と一緒に寝るようにってさ。精神の安定が図れるからだそうだ。」
「はい、では、あなたは?お仕事でお疲れなのに横でクムが寝相が悪ければ、熟睡出来ないでしょう?」
「私がクムの部屋で添い寝しましょうか?そうすればあなたはゆっくりお休みになれるでしょう?」
「ヨンスっ!」
「?・・・はいっ。」
「君は何もわかっちゃいない!僕が君のいない部屋で熟睡出来ると思っているの?」
「・・・あなた・・・。」
「全く・・・こんな恥ずかしい事は二度と言わせないで貰いたいな。」
「まぁ・・・あなたったら・・・」
クスっと笑うヨンスがまた愛おしくて・・・
思わず頬が緩んでしまう。
(あぁ、どうして・・・僕らしくなくなってしまうのだろう・・・ヨンスの前では、つい、本音が出てしまう。こんな腑抜けた顔は、社では、絶対に見せられないな。)
「ヨンス、いつだって僕の側にいて欲しいんだ。いいね。君は、誰のものでもない僕だけのものだから。」
「あなた・・・」
ヨンスの澄んだ瞳から大粒の涙が零れ落ちる・・・
「あっ!パパっ!また、ママを泣かせてるっ!いいよ、ヨンウォンお姉ちゃまとミンジお姉ちゃんに言いつけてあげるからっ!」
「おいおい、クム、それはお前の勘違いだよ。ママに聞いて見てごらん。涙のわけを。」
「ねぇ、ママ。どうして?どうして泣いているの?」
「クム・・・あのね。人は幸せな時、嬉しくても涙が出るのよ。悲しいときだけじゃないの。あなたがもう少し、大人になったらわかる時が来るわ。ママはパパをとても愛しているの。わかるでしょう。ママにとって、パパは大切な大切な人なの。」
「僕やヨンウオォンお姉ちゃまよりも?」
「ふふ・・・あなた達は、神様がパパとママに下さった最高の贈り物なの。だから、とってもとっても大切よ。誰にもあげられない私達の宝物なの、いい。わかった?」
「うん、僕とヨンウォンお姉ちゃまはパパとママの宝物なんだ!早く帰って、お姉ちゃまにも教えてあげなくちゃ!」
駆け出そうとするクムに、ヨンスは、少し、ドキッとする・・・
危ないと引き止めてしまいそうになる。
だけど、クムは、男の子、やはり少し、離れて見守ってやらなくては・・・
そんなヨンスの思いがわかったように、ミンチョルが、「よぉ~し、クム、パパと競争だ!どっちが早く家まで辿りつくか!いいかいっ!」
「あっ、待って待って、ケーキが!」
クムからケーキを受け取ると、ヨンスは、「さぁ、クム、頑張って!パパは手強いわよ。」
走り出す二人に日差しが暖かい・・・
あぁ、こんな風に何でもない小さな幸せが私の心を暖かく満たしてくれる。
ヨンスは、小さくなってゆく愛するものたちの後ろ姿に微笑みを投げかけていた。
そう、大変な夜が訪れる事も知らずに・・・

                 To be continued.
by pink_alien98 | 2006-11-21 00:17 | 創作☆美日々 | Comments(22)
Commented by yumi at 2006-11-21 00:48 x
LUNAママ様 

何故なのでしょう?ミンチョルの言葉がとても優しくて・・・其れこそ慈愛に満ちていて、ヨンスやクムを包んでいる・・・
そんな気分になります。

ヨンスと同じ部屋じゃなきゃ熟睡できないのね~
そんなセリフ言われたことないし・・・言われたら鳥肌立ちそう!!
ミンチョルから言われたら泣きますよね^^
彼だからキザに聞こえないセリフです。

まだまだ続きまっています!
Commented by ミッチー携帯 at 2006-11-21 00:52 x
ママさ〜ん!

こんな感じの二人とっても大好きですぅ〜!
ヨンスはいいよねぇ〜!
こんなにいっぱい愛されて…。言葉にして言ってもらえて…。いいなぁ〜。
パパとママが仲良しなのはとっても良いことだよね。子供って、些細なことでもしっかり敏感に感じてるからね〜!
しかし、この後何が起こるの〜?
Commented at 2006-11-21 00:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pink_alien98 at 2006-11-21 00:57
>yumiさん、こんな夜更けに読んで下さって有難うございます。
ええ、本来、優しい心の持ち主だったのだと思います。
でも、それを表に出す事を敢えて押さえ込んで暮らして来たのでは・・・
ヨンスと結ばれた事で本来のミンチョルが現れたのではないかしら?
私の勝手な想像です。
あはっ、鳥肌立っちゃいます?
で、泣きます?
ええ、きっと凄く何処までもキザなのでしょうが、ミンチョルだとO.Kなんです!
ええ、また、書きます。有難うございました。
Commented by pink_alien98 at 2006-11-21 01:04
>ミッチーさん、最初の頃の私の創作、読んで下さっているかしら?
あちら方面が凄く苦手で・・・それがいまや・・・
でも、やっぱり恥ずかしいっ!
言葉が全てじゃないけれど・・・
言ってくれなきゃわからない事だってあるでしょう・・・
だから、これは、いっぱいいっぱい愛してるって言って欲しい私の願望かなぁ~。あはは・・・
両親が仲良くないと駄目ですよね。
家庭環境は、子供にとって凄く大切ですものね。
Commented by pink_alien98 at 2006-11-21 01:06
>2006-11-21 00:57の非公開さんへ。
夜更けにこんばんは。
今日は、もう、無理なので、ゆっくりお休み下さいませ。ふふ・・・
ええ、まだ、登っているようですので、続きます。
Commented by リリー at 2006-11-21 01:16 x
LUNAママさん、皆さん、こんばんは☆

はぁ~ほんとにママさんのミンチョルは限りなく
優しいですね・・・そしてヨンスは限りなく可愛い・・・
今回は特にミンチョルの言葉が優しくて、愛に溢れていて
癒されます。ママさんのBHさんへの溢れる愛が、こんな
優しい物語を作り出すのでしょうか^^
今夜は幸せな気持ちで眠れそうです~

「大変な夜が訪れる」のをたのしみにしています。
ママさん、ファイティ~ン!!
Commented by pink_alien98 at 2006-11-21 06:11
>リリーさん、おはようございます。
あはは・・・確かに私のビョンホンシへの愛は尋常ではないかもしれません・・・?
あなたを幸せな気持ちにさせてあげられたなんて、何て嬉しい事でしょう。
有難うございます。
私も幸せでございます。
はい、大変な夜をお待ち下さいませ。
Commented at 2006-11-21 07:52 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2006-11-21 08:02
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2006-11-21 08:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pink_alien98 at 2006-11-21 09:02
>2006-11-21 07:52の非公開さんへ。
おはようございます。
あはは・・・ミアネ~。
だって・・・ふふ・・・お楽しみに。
で、おぉ!ビョンホンシ三昧ではないですかっ!
でも、きっと寂しいと思いますが・・・違うかしら?
で、クラクラし過ぎないでねっ!
だって、最近のビョンホンシ半端なくかっこいいんですもの。
Commented by pink_alien98 at 2006-11-21 09:05
>2006-11-21 08:02 の非公開さんへ。
お元気でした?
慣れるまでは大変でしょうね。
でも、テキパキとあなたならこなせそうだわ!
あはは・・・また、お時間のある時に読んでやって下さいな。
ええ、今宵は素敵なUPがあるといいですね。
期待大でございます。
ではでは、お仕事、ファイティ~ン!
Commented by pink_alien98 at 2006-11-21 09:08
>2006-11-21 08:10の非公開さんへ。
おはようございます。
朝から熱過ぎたかしら?
どこまでも優しいミンチョルはあくまでも私の理想像で、可愛いヨンスもそ!
はい、大変な夜をお待ち下さいませ。ふふ・・・
Commented by badtzmaru at 2006-11-21 09:14 x
LUNAママさん おはようございます!

ミンチョル ヨンスへの愛情が ますます深まっていくのね
ヨンスを じーっと見つめる目←その目を見てみたいです

>こんな恥ずかしい事は二度と言わせないで貰いたいな・・・
この時 どんな顔なんだろう? ちょっと ビクトリーの頃の ミンチョルが 浮かんできたのですが
>僕が君のいない部屋で熟睡出来ると思っているの?同じ部屋だと
もっと辛いってまだミンチョル 気がついていないのね

ヨンスが思う 大変な夜って?
ジェラジェラ ミンチョルなら わかるのですが(-_-;)
Commented by pink_alien98 at 2006-11-21 10:01
>badtzmaruさん、おはようございます。
ええ、その眼差しが見たいわ。
あはは・・・どんな顔でしょう?
で、そ、気が付いていないのよねぇ~これが・・・
すぐ近くにいるのに・・・
手を伸ばせば・・・
はい、思いもしない大変な夜になるかと・・・
Commented by チョッパー at 2006-11-21 12:57 x
LUNAママさん、こんにちは。

とっても、しあわせなふたりが大好きですぅ~~
ミンチョルがヨンスを想う気持ちが溢れてて、いいですね^^
ひと時も離れたくないし、いつも傍にいてほしいと・・・
>僕が君のいない部屋で熟睡出来ると思ってるの?←つぼです
(は~~い、できませ~~ん!!あのミンチョルだし)
ヨンス、こんなにミンチョルに愛されてて、良かったね(*^_^*)


大変な夜が訪れること・・・
きゃああああ・・何々?私も大変な夜・・・待ってますちょ~激を(^^)v
Commented by pink_alien98 at 2006-11-21 13:07
>チョッパーさん、こんにちは。
ええ、私も幸せな二人がいいな。
つぼでした?あはは・・・
はい、大変な夜にしたいと・・・考えておりますわん。
Commented by cheerfully at 2006-11-21 19:26 x
ミンチョルとヨンス...ホンマ、幸せいっぱいなのね^^
ヨンウォンちゃんもクムくんも愛されてるのね~☆

しかし、ミンチョル~ヨンスに甘えてるね^^
というか素が出てるのかな~♡

大変な夜って一体なんだろう...気になる~
楽しみに待ってるわ~^^
Commented by haru at 2006-11-21 20:52 x
うさるなさん、こんばんは。
いやぁ・・いいですね。最初から読み返してきました。
とても温かく穏やかな・・・それでいてドキドキする・・ミンチョルの心情が伝わってきて。
やっぱりミンチョルとヨンスは家族になっても永遠にミンチョルとヨンス。
う~~ん。いいなぁ~。幸せです。
Commented by pink_alien98 at 2006-11-21 20:59
>cheerfullyちゃん、甘えさせてあげたくなるの。
時々はね・・・
うん、大変な夜をプレゼント出来そうだよっ!
ふふ・・・もう、かなり居直ってますから・・・(苦笑)。
Commented by pink_alien98 at 2006-11-21 21:13
>haruさん、こんばんは。
相変わらず、中毒してるでしょう?
ふふ・・・知ってるわよ。って、自分も思いっきりそうなのですが・・・
最初から読んで下さったの?
いやぁ~、照れます。
だって、haruさんによ・・・
幸せになって頂いたなんて、何て嬉しい事でございましょう。
有難うございました。
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