求めない
著者:加島祥造
初版:2007年7月3日 第一刷発行
2007年9月9日 第五刷発行
発行所:小学館
タオー老子
著者:加島祥造
初版:2000年3月25日 第一刷発行
2003年4月25日 第十五刷発行
発行所:筑摩書房
求めないことって・・・難しい・・・?
どうなんだろう?
最近、あまり物欲がなくなって来たような気がしないでもない(笑)。
ある一つを除いて・・・あはは・・・
でも、求めているって思う・・・
それは、物じゃなくて、心。
愛したい・・・
愛されたい・・・
人として生きて、それって自然なことじゃないのかなぁ~。
それから、自分の生かされている意味を知りたいって、ずっと自分探ししてる・・・
まだまだ、見つからないけれどねっ。
神様は、一人一人に何かしら使命を与えて、この世に私達を送り出して下さっているから・・・
それを今、預かっている命がある間に探したいから・・・
でね、加島さんと言う著者のお名前は忘れていたのですが、求めないを読んで、何となく、昔読んだ感じに似ているものがあったなぁ~と・・・
で、著者の紹介文を見て、あっ!タオの人だったんだぁ!って、その巡り合わせの不思議にびっくりしたのです。
老子が説いた、「足るを知る」という言葉に惹かれて一気に読んだのだったわ。
言葉って、不思議ね・・・
時を経ても、心に大切に刻まれてゆくのだから・・・
ここで、連れ連れなるままに書き綴っている言葉達も、私の心に刻まれていってるのかなぁ・・・
そして、誰かの心にも届いているのかなぁ?
タオは、老子の残した言葉を加島さんが加島さんの言葉で、非常にわかりやすく訳して下さっているので、私にもとても理解しやすいものでありました。
とても、心に響くと思います。
求めないと共にこの秋の読書の一冊に如何でしょうか?
さて、求めない・・・で、私の心の残った言葉は・・・
はじめにの中の・・・P.5
あらゆる生物は求めている。
命全体で求めている。
一茎の草でもね。でも、
花を咲かせたあとは静かに
次の変化を待つ。
そんな草花を少しは見習いたいと、
そう思うのです。
手の平サイズで装丁も優しい感じでいいのです。
どのページも、簡単なわかり易い言葉で綴られているから、子供だってO.K!
で、うんうん、って、納得。
とても、前向きで、強くなれる・・・
そして、読み手に勇気と温かさを与えてくれると感じました。