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LUNAママのぷれしゃす
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連れ連れなるままに大切な人や物、出来事について

by usa
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光に満ちて・・・6(6)
もう・・・
いつだったかしら?
最後まで頭の中にお話は出来上がっていたのに・・・
いろいろあって、落とせないまま・・・
何だか、思い描いていた筋、忘れてしまったわ(苦笑)。
でもでも、とにかく、ヨンスさんにこんな事はなかった!
ただ、ジェラジェラミンチョル君に逢いたかったがために書き始めたものでございます。

なので、いつもの通り、美日々を愛し、イメージを大切になさっている方は、スルーをお願い致します。




「初めまして、コ・シニョンと申します。今日は、お忙しい中、わざわざご主人まで私の拙い演奏を聴きに来て下さって、有難うございます。」

頭(こうべ)を深く垂れて、丁寧過ぎるほどの挨拶だった。

その馬鹿丁寧さが、また、ミンチョルの癇に障った。

「いや、どうぞ頭を上げて下さい。忙しい日々を送っていますから、子供達とも良い時間を過ごせましたよ。」

「そうですか、それならよかったです。」

「しかし・・・まさか、ヨンスさんが結婚しているなんて、驚きましたよ。」

「!」

「いえ、別に、あなたがどうと言う意味ではありませんから、誤解なさらないで下さい。」

「ただ、彼女は、この世界で名を馳せるものだとばかり思っていましたから、ちょっと意外だっただけの事です。」

「そうですか・・・」

「シニョン、私は、彼とこれ以上ない幸せな暮らしを送っているのよ。だから、描く事は、今はただ、好きなことの一つなの。」

ヨンスは、僕を庇うように大きな声ではっきりと言い放った。

「そう・・・君が幸せなら、僕は、それでいい。」

(何が、君が幸せならだっ!全く、気分の悪い奴だなっ!)

ミンチョルの眉間に思わず、皺が刻まれる。

クムが、父ミンチョルの機嫌が麗しくないと言う事に気が付いた。

「あの・・・」

大人の話に割って入り、その愛らしい笑みを浮かべながら・・・

「何?」シニョンは、優しく問いかけた。

が・・・

「クム、今は、お父さんが話しているだろっ、横入りはいけないって教えてあるはずだが。」

「はい、お父さん、でも、僕、シニョンさんに聞きたいことがあるんです。」

「何を聞きたいの?」

ミンチョルの応えを無視した形でシニョンは、クムに向って、話始める。

「君は・・・クム君は、何か楽器を習っているのかな?」

「いいえ、まだ、何も習っていません。でも、あなたのように素晴らしい演奏が出来るのならば、僕もピアノが習いたいです。」

「はは・・・そんなに褒めて貰うと・・・僕で良ければ、いつだって教えてあげるよ。」

「えっ!本当!?」

「ああ、お父さんとお母さんがいいって言えばだけどね。」

クムは、父親の不機嫌を顧みることなく、その眼差しをまっすぐ向けながら、
「お父さん、いい?僕もお父さんみたいに楽器が弾きたいって思っていたんだよ。だから・・・」

「・・・」

「ねぇ、お父さん?」

「あなた?」

「ん!あぁ、そうか、まぁ、僕もそろそろ何か習ってもいいとは考えていたんだ。だが、男の子だから、ピアノよりヴァイオリンの方が良くないかい?」

「ううん、僕は、シニョンさんみたいに弾きたいよ。」

「パパ、私もっ!」

それまで、大人しく様子を伺っていたヨンウォンまで習いたいと言い出した。

「えっ、ヨンウォン・・・お前もなのかい?」

「はい、パパ。」

「僕は、構いませんよ。まぁ、演奏会の前は、ちょっと忙しくなるので、お休みを頂くこともあるかもしれませんが。」

「シニョン、本当に時間はあるの?忙しいあなたのことだから無理はしないで。もし、良かったら、あなたの後輩を紹介して下さってもいいわ。」

「ヨンス、あっ、ヨンスさん、いや、大丈夫だよ。僕も誰かに教えることって一度経験して見たいと思っていたんだ。それが、君の子供達だなんて、嬉しいじゃないか!」

(ん!?今、ヨンスって、ヨンスって呼び捨てにしたよなっ!)

(冗談じゃない、何でこんな奴に呼び捨てにされなきゃいけないんだ!)

「あなた?」

「あぁ、シニョンさん、本当にいいのですか?一度、責任を持って教えるのならば、最後までお願い出来ますか?」

「ええ。大丈夫です。先生が変わるのはよくありませんからねっ。」

「そうですか、では、お願いします。レッスンはどこで?」

「ピアノありますか?」

「えっ、我が家にですか?」

「ええ。」

「まぁ・・・僕の古いものならば・・・」

「ミンチョルさん、あなたもピアノを弾かれるのですか?」

「子供のお遊びですよ。幼い頃に楽器は一通り習わされましたからね。」

「そうですか。では、お宅に伺ってと言うことでよろしいですか?」

「ヨンスは、どう?それでいい?」

「ええ、あなた、あなたがよろしければ、私はいいわ。」

「そ、じゃ、お願しよう。」

「わかりました。では、週一度、お宅に伺って、レッスンしましょう。」

ミンチョルの思いなど、誰も知る由もなかった。

トントン拍子に決まってしまった子供達のお稽古。

ヨンウォンとクムは、ピアノのレッスンを受ける事となった。

まさか、それが・・・


                To be continued.
by pink_alien98 | 2008-05-24 14:30 | 創作☆美日々 | Comments(2)
Commented at 2008-05-24 14:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pink_alien98 at 2008-05-24 14:56
>2008-05-24 14:40 の非公開Hさん、こんにちは。
わぁ!早速読んで下さってアリガトねぇ~。

はい、そうです。
以前、あまりに気になったシミのために友人から薦められたランコムに大枚はたいて、何の効果も得られなかった事があります。
私には、効果がなかったようで・・・
でも、
これは、ほんと、驚きです。
また、しばらくしたら、肌判定して貰いたいわ。

ふふ・・・
彼らもやはり二人の子供、芸術には長けているのやもしれません?

いやいや、これが・・・
出かけられるよりも(笑)。

あはは・・・
自分で書いたくせして、確かめて参りましたぁ!
おばかね、シニョンでした。


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